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にこにこ和尚

2020年02月19日

Happy News第806号『ハーバード・ジュリアードを首席卒業した私の「超・独学術」』(下)

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*「第9回てらカフェ」開催!
お寺でコーヒー飲んで、悩み問題解決、リフレッシュ!
2020年2月22日(土)12時半~16時半
会場:蓮華院誕生寺本院(熊本県玉名市築地2288)
要予約(先着10名)、参加料千円
https://www.rengein.jp/notice/?id=20190311144606
(電話0968-72-3300  Eメールnaikan@rengein.jp)

*玉名盆梅展 2020年2月7日~3月1日 奥之院(玉名市)
https://www.rengein.jp/notice/?id=20200211155937


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『ハーバード・ジュリアードを首席卒業した私の「超・独学術」』(下)
(廣津留(ひろつる)すみれ著、(㈱KADOKAWA)

(21)ハーバード大学でもジュリアード音楽院でも高い集中力が必要だった。勉強は課題や問題に向かう時、つまり、思考力をフル活動させている時が集中のピークで、仕上げて提出する時はテンションは過ぎ去っている。音楽は逆で、練習の先にある本番がピークという違いがある。演奏中にゾーンに入る事もあった。ゾーンに入るためには練習量がまず必要で、体が勝手に演奏し、頭が空っぽの状態で、弾きながら「楽しい、気持ちいい」という気分が訪れたらゾーンに入れる。

(22)ジュリアードでは集中モードに入るために、「その日の目標を決める」ことから始めていた。そして、10分ごとの時間配分をし、腕慣らしをする。あとは計画通り脇目も振らずに練習する。必要な時以外はスマホも隠して目に入らないようにする。

(23)練習時間と出来栄えは必ずしも比例しない。表現者は美術館やセントラルパークを散歩したりして、感性を刺激することも大事。こうした時間を意識的に設け、メリハリをつけることで、集中力を高めた。自分の集中力の波をつかむことも大切。休憩は運動と癒しをセットにして行った。15分は一つの単位。6つセットで大学の授業一コマ。集中力が落ちた所で休憩する。

(24)練習も戦略が大事。ただ時間をかけるよりも濃密に練習する。練習すべきポイントをきちんと絞り込む。良い演奏者は「どこができていないか」を理解している。出来ない部分を洗い出し、弱点をピンポイントで修正する。

(25)忙しい人は少しでもチャンスがあれば寝ると良い。寝られる時に寝て置く。週末の寝だめも有効。

(26)バイオリンを続けるモチベーションを保つことができた理由。
習慣になっていたから。先を考えることが楽しかったから。ゴールを毎日イメージする習慣。何をどうすればゴールにたどり着けるかの思考シュミレーションを毎日のように行い、できるだけ正確に頭に描く。できるようになりたいと思えば、すぐに頭の中で明確に詳細にイメージを描く。

(27)ライバル心は身を滅ぼす。
ハーバードと違い、ジュリアードではライバル心が強い人が多かった。音楽業界はとても狭い世界という事が背景にあるので、評判合戦が熾烈になる。属してる場所に対してストレスを感じた時は、別のコミュニティを意識すると回復しやすい。プロが見失いがちな音楽の楽しさを自分にリマインドさせるとパワーが回復した。

(28)SNSなど異質なジャンルにも積極的に関わる。すべての人がチャンスへのアクセス権を持つ時代になった。異質なものとふれあってこそ、刺激を受け合い、さらに良いものが生まれる。聴き手にも同じことが言える。

(29)リーダーとしてのモチベーション管理
論より証拠で、両方の演奏法を試してみる。腹を割って話してみる。全員共通で好きな事をする。例えば、一緒に食事に行く。

(30)リーダーとは自信です。自信を「なくても見せる」ことです。やって見せる事、即ち、率先垂範も大事。頑張りは伝染する。いくつもの異なる個性を上手に引き出し、掛け合わせ、人と人とをつなぎ合わせていくような、メンバーを支える形のリーダーシップ、即ちサーバント・リーダーシップの出来るリーダーが次代を担うと思う。

(31)ダメな人にも「あまたは間違っている」「合わない」「嫌い」という事は絶対口にしない。相手を不快にさせる事を言ったところで何一ついい事はないので、必要ない事は省略して言わない。逆に良いと思った点を積極的に伝える。
相手を認めると心のバリアがスッと取れる事がある。

(32)逆境の時に役立つ第三者スイッチ。
起こった出来事をまるで他人に起こった事であるかのように見る。感情がリセットされて客観的に見られる。解決策のつかない難局は、考え続ける事に意味はないので、寝るのが一番。

(33)成功した瞬間こそ、次のチャンスのつかみ時であり、スタート。
やりとげた瞬間は「報告する機会」でもある。「無事成功におわりました!」と報告メールを入れると、次の仕事につながりやすい。こういう仕事をしている人だと知っておいてもらうと、次のチャンスを呼び込める。人が立ち止まっているタイミングで自分だけ動く。これが次への布石であり、頭一つ出る秘訣。

(34)すぐには理解できない複雑な個所に遭遇した場合は、本質に立ち返ること。数学が出来る人を見ていて感じるのは、「この人はどんな公式も丸覚えではなく、理由が解っている」という事。

(35)マッスルメモリー(筋肉メモリー)という記憶。
特定の動きを何度も繰り返すと、その記憶が筋細胞内に残る。演奏者にとってもマッスルメモリーは重要。何度も同じ曲を聴いたり、練習することによって、マッスルメモリーのレベルまで叩き込む事で、曲が自分のものになる。中学・高校時代が重要。定番仕事にも応用できる。

(36)演奏シミュレーションは自分の視点で、本番を最初から最後までイメージする。寝起きのシミュレーションと寝る前の復習をおこなうと良い。勉強にも応用できる。

(37)本気の調べ物は、英語で検索すると良い。何故なら情報量がけた違いに多いから。研究論文の時も英語だと一次情報に素早くアクセスできる。仕事に関する事ならば、出典元や信頼性やデータやエビデンスもチェックする。

(38)日本人の弱点は、アウトプットすべき思考、意見、アイデアがきちんとないので、自分をちゃんとアピールできない事。アウトプットの前に考える力をつけることが大事。よく聞かれる質問には、あらかじめ答えを用意しておくとよい。

(39)日本の暮らしは「自分で考える仕様になっていない」ので、日本人はあまり考えない傾向がある。アメリカの製品仕様説明書はないか、簡単すぎることが多いので、自分で考え、工夫する必要がある。逆に日本では、親切丁寧な説明書や駅のアナウンスがある。日本社会の方が手取り足取り過ぎて、市民が何も考えなくても安全快適に過ごせてしまう。

(40)日本の学校教育も生徒に工夫させない授業が中心。親切よりも、採点基準が複雑になるからではないか。読書感想文ももっと時流に即して、「新聞記事を取り上げて意見を800字にまとめよう」という宿題の方がいいと思う。大人もやると非常に有意義です。アウトプットする事を意識すれば、ニュースの見方も変わってくる。

(41)アメリカは発言した者勝ちの価値観。多少的外れの質問でもいい。日本の場合、「いい質問かどうか」という事に皆が神経質になりすぎている。アメリカでは何事もアピールが大事で、アピールは質よりも量の勝負で、質は後からついてくる。聴き手の心をつかむには「ストーリー」が大事。

(42)アメリカのコネは実力の証。中途採用社会では、事あるごとに自分のキャリアをアピールして、人脈コネクションを作る。30秒程度で印象的にアピールポイントを述べる事を「エレベーターピッチ」と言い、ジュリアードで訓練を受けた。30秒間で自分や自社の魅力と可能性をどう伝えるかを常に練習しておく必要がある。相手を想定して、数バージョン作っておくとさらに良い。素早く簡潔に自信をもって伝えるテクニックは、いつどこで役に立つか分からないので日頃の準備が大事。

(43)英語はとにかく「最初に結論」。
話すアウトプットの決め手は、独自の見解、積極性、簡潔さ。書く時は、それらに加えて、ストラクチャー(構造)が重視される。最初に結論、その具体例や詳細を語る中身、最後に再び結論。英語は作文全体だけでなく、ひとつの段落もセンテンスも「結論スタート」です。新聞記事も殆どは段落の一文目に最も言いたい事が書かれている。英語のやり取りは気遣い省略でいい。熱く語るぐらいが世界標準。

(44)愛想のいい演奏は伝わる。技術と表現力はかなりシンクロするし大事だが、技術だけが素晴らしくてもダメ。演奏者自身が楽しんでいる事と、聴く人に楽しんでもらおうと思っている事の2点がそろっていれば、愛想のある音になるし、そういう演奏者は表情も豊か。弾いている私の楽しさがお客様に伝染すればいいなと思って演奏している。

(45)24時間をどう使えば、自分の望みをかなえられるか。
A.無駄を切り捨てる。B.時間を濃く使う。C.与えられた時間の中で努力する。
D.目に見えていない将来のリスクを見える化し、回避する。
自分の集中したい事をはっきりさせ、自分の人生の優先順位を考えながら、日々行動すると良いと思う。(終)

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蓮華院誕生寺内観研修所ホームページ
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(電話0968-72-3300  Eメールnaikan@rengein.jp)


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【坂村真民詩集】

『 おのずから 』

花おのずからにして咲き
道おのずからにして開く

ああ
わが愛する
朴の木のごとく
あせらず
いそがず
この世を生きてゆかん
一つの道を貫きゆかん

護らせたまえ
導きたまえ

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【仏 語 集】
「煩悩のきずなから逃れる5つの方法。ものの見方を正しくして、その原因と結果とをよくわきまえる。欲を抑え静める事によって煩悩をしずめる。物を用いるにあたって考えを正しくする。何事も耐え忍ぶ。危険から遠ざかる。」(パーリ、一切漏経)

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*TEDx動画『3つの質問で幸せになる」
“The Way to Happiness by Three Questions”(日本語音声)
(English, Dutch, Russian, Japanese transcripts)  
https://www.youtube.com/watch?v=4PN9A5daBM0
視聴者数は5,700名を超え更に伸びています。

*幸福ニュースバックナンバー
https://www.rengein.jp/koufuku/old.php

*お悩みがある方はnaikan@rengein.jpへメールされて下さい。
お電話は0968-72-3300へおかけください。

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*「今年は正月早々から色々な事が立て続けに起きています。やはり子年はターニングポイントになる年なのかも知れません。」(にこにこ和尚)

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Posted by にこにこ和尚 at 13:59Comments(0)